江戸時代、茶道(茶の湯)愛好者は9割が男性でしたが明治以降、文明開化に押されて
男性愛好者が減少し、女性の学校教育に取り入れられた事で昭和の頃には9割が女性愛好者になりました。
戦後の高度経済成長期には隆盛を極めたのですが、昭和40年代をピークに茶道人口は減少します。
しかし女性の花嫁修業には茶道や華道は適しているので未だに人気はありますね。
茶道は本来着物での所作が基本ですから、普段着の洋服で稽古していると堅苦しく思うのですが
着物でお点前をするとしっくりきます。そうすると自然に姿勢も良くなり、襖の開け閉めや
畳の歩き方、座り方、お辞儀の仕方などが身に付きます。
夏は涼しく冬は暖かくもてなす作法や、茶花や禅語に触れ、四季の移ろいを慈しみ
色々な茶道具に触れる事で趣味も広がっていきます(茶室の造り、禅語、書道、季節の花、陶芸で茶器を作るとか)
開運なんでも鑑定団で5千万円の抹茶茶碗が紹介されたことも有りましたね。
いずれにせよ「和」の嗜みとして(結婚前の方は特に)茶道はお勧めです。