一期一会
禅語のようなこの4文字熟語が初めて出てくるのが、桜田門外の変で暗殺された大老井伊直弼が記した「茶湯一会集」らしい
井伊直弼は石州流の大名茶人として有名です。今に伝わる流派の全ては元をたどれば千利休に通じるのですが、その高弟の山上宗二が千利休の教えを記した「山上宗二記」の中に
道具開キ亦ハ口切ハ云フニ及バズ、常ノ茶湯ナリトモ、露地ヘ入ルヨリ出ルマデ、一期ニ一度ノ会ノヤウニ、亭主ヲ敬ヒ畏ルベシ。世間ノ雑談無用也。
とあります。
と言うことは、常日頃から馴れ合いに成った関係こそ「一期に一度の会のように」緊張感をもって接しなさい。
と解釈したほうが良いのかも鴨 🐤